花巻東(岩手)は今年最初の公式戦で圧勝し、県大会出場を決めた。花巻地区代表決定戦で花巻農に7―0で7回コールド勝ちした。今秋ドラフト1位候補の佐々木麟太郎内野手(3年)は「3番・一塁」で先発し、第1、2打席は四球を選び、1打数無安打1打点。チーム関係者は、4月1日の時点で117発だった高校通算本塁打数が126本に到達していたことを明かした。

 4点リードで迎えた4回無死満塁の第3打席。低めの変化球を強振して中堅深くまで運ぶ犠飛を放った。無安打に終わったが、冬場に取り組んだ筋トレの効果を実感したという。「打撃の質は悪くない。最低限の仕事はできた」と手応えをにじませた。

 歴代最多本塁打数を更新し続けているスラッガーは「勝ちにこだわっていますし、自分の結果は気にしていない。長打と出塁を上げていきたい」と意欲。4年ぶりとなる夏の甲子園出場へ、さらなるレベルアップを誓った。
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