マジで薩長特に長州が広めた江戸暗黒史観信じてる奴って未だに一定数おるんやな
本読むのめんどくさいならせめてこの記事くらいは読んでくれ

明治維新で人々は幸せになったのか
筑波大学名誉教授・本誌代表編集委員 千本 秀樹
http://gendainoriron.jp/vol.15/feature/f11.php

>江戸時代には、スラム、戦前の用語でいうと「貧民窟」は存在しなかった。スラムの形成は日清・日露戦争期である。これは、資本制と地主制を確立させるために、政策的に作られた。言いかえれば、労働者と小作人を産み出すためである。

>江戸時代の農民の暮らしはどうであったか。学校教育ではいまだに「生かさず、殺さず」的に教えている教師も多いようだが、研究者の世界からは、佐藤常雄・大石慎三郎『貧農史観の見直し』(講談社現代新書、1995年)をはじめとして、江戸時代の農民は徹底的に収奪されてきたという見方を修正してほしいというアプローチが続いている。また江戸時代後期・末期の被差別民についても、農業以外の生業にもついていた彼らが、商品経済の発展によってゆとりある暮らしをしていたことが強調されるようになっている。1855年の岡山藩渋染一揆は、被差別民に対して出された倹約令が一般民とは別のものであったことに対する被差別民の闘いであり、撤回をかちとった。被差別民に対する倹約令のなかに、絹の着物を着るなという項目があったことが注目される。