年をとると、付き合う人がほとんど同じ年齢層になる。つまり、若い人の顔を見る機会が激減する。要するに、顔の認識空間の中心には同じ年齢層の顔が集中するということ。そして、接する機会が激減した若者の顔は中心から離れたところに分布される。結果、年をとると、脳内では外国人の顔と同様、若い人の顔も区別がつかなくなってしまうのだ。