ボラス良い奴やな

吉田正尚(29)が所属するレッドソックスは5日(日本時間6日)からフィラデルフィアでフィリーズと3連戦を戦う。スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」が吉田がフィリーズのブライス・ハーパー(30)の大ファンで、対戦を心待ちにしていたと報じている。

 ハーパーはトミージョン手術(肘側副靱帯再建術)から2日(日本時間3日)に復帰したばかりで、フィラデルフィアの本拠地では今季初試合。吉田は「彼と戦えるなんて本当に名誉。しかも復帰に1年はかかる手術から早く戻ってきた。自分もいろんなケガを経験してきて、戻るのがどれだけ大変かわかっている。そこについても尊敬している」と語った。

 実はレッドソックスは、オフの吉田獲得競争でフィリーズに負けてしまうのではと心配していた。吉田がハーパーの大ファンだと知っていたし、吉田がオリックスで付けていたハーパーの背番号34番はあのデビッド・オルティーズが付けていたから使えない。

 しかしながらフィリーズは外野が補強ポイントでなかったため積極的ではなく、レッドソックスが速攻で獲得できた。実はワールド・ベースボール・クラシック(WBC)期間中に、吉田はハーパーから激励のビデオメッセージをもらっていた。代理人が同じスコット・ボラス氏で、ボラス氏がハーパーにWBCの活躍を祝福してあげて欲しいと依頼したそうだ。

 吉田は「会ったら、あのメッセージのお礼を言いたい。彼は本当に偉大な打者。アグレッシブにバットを振るしパワフル。彼のことはナショナルズの新人時代から見ていてプレーに敬意を払ってきた」と話している。