[エッセイ]天皇賞春を受け、感じたこと。真面目と呼ばれた私を元気付けてくれた名馬、タイトルホルダーへ。

2021年10月24日、私はダラダラとテレビの画面を観ていた。

「つまらないメンバーだな、今回のレースは」

そんなことを思いながら。これは、菊花賞でのことである。

──その前に私のことを語ろう。
この日を振り返る前に、語らなければならないことがある。私の、辛く苦しかった記憶のことだ。

『君さぁ、真面目すぎるんだよねぇ~』

以前の職場にいた先輩に言われた。
元々、声が大きくて、上から目線で、気がつけば私をいじってくる苦手な人だった。

その人は無理矢理、私に面白い・小洒落たことを言わせようと、支配した。ちょっとでもおどけて隙を見せると、ニヤニヤとしながら「そうそう、それなんだよねぇ」と嫌味ったらしい口調で言ってきた。

それからだ、私が『真面目』という言葉を呪うようになったのは。

「真面目だよね」
「あなたは真面目だからね」

真面目、真面目、真面目…。そんな言葉で私を評価するな。心をナイフで刺し続けるな。その度に、呪った。
https://uma-furi.com/titleholder/

>>234
確かにこれはやばい
自分語りしかないやないか