5月5日午後2時42分ごろ、石川県で最大震度6強を観測する強い地震が発生した。気象庁の発表では、震源は石川県能登地方で、深さはおよそ10km、地震の規模を示すマグニチュードは6.5と推定される。その後も余震が続いている状況だ。

【写真あり】マスコミからの電話に困惑している珠洲市の須受八幡宮。狛犬が倒れた

 一夜明けた6日には、徐々に被害状況がわかってきた。震度6強を観測した珠洲市では1人が死亡、27人が重軽傷を負っており、約40世帯が断水している。6日の夜からは激しい雨が降る恐れもあり、土砂災害への警戒が呼びかけられている。

 家屋が倒れ、室内もめちゃくちゃに――。現地住民が悩まされているのは地震の被害だけではないようだ。

「とにかくヘリコプターがうるさくて……」

 と語るのは、地震で崩れた墓石を片づけていた珠洲市に住む女性だ。

「昨日も夜までヘリが飛んでいて、暗くなったらライトをつけていました。こっちは片づけどころではありませんでしたよ。マスコミの方も仕事だというのはわかりますが、気が散ってイライラしましたよ」

 と、騒音に悩まされていたと話す。また、同じく珠洲市で自宅を片付けていた男性も

「テレビ局なのかなんなのかわかりませんが、今日も午前4時ごろにヘリコプターが飛んでいて、うるさくて目が覚めてしまいました。正直、気が休まりません」

 と、疲弊した顔だ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/fee3ed28a7283ae97a4131a94d9671a738bb8454