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Meddo「普通の仕事を探した方が良いと判断した」、視聴者数減少やスポンサー撤退が続くヨーロッパリーグに厳しい意見


アメリカやブラジル、日本では人気を誇るチャレンジャーズリーグですが、ヨーロッパでは視聴者数減少によるスポンサー撤退で厳しい状況に置かれており、北欧リーグのVCL 2023 Polarisでは配信試合の減少など対応が行われています。

そして今月25日、VCL 2023 Polarisに出場中のアマチュアチームHSDIRRが突如解散を発表。大会開催中の中解散となったHSDIRRですが、同チームに所属したMeddoがヨーロッパのチャレンジャーリーグズの問題点や懸念をDexertoのインタビューで語りました。

以下、抄訳した文章を掲載しています。



しかしちょうど2週間後、チームは解散した。Riot Games公認の北欧リーグVCL 2023 Polarisは辞退し、「Tier2シーンの現状」から解散を決断したのだ。

この発表はヨーロッパのコミュニティに大きな衝撃を与えた。ヨーロッパでは選手への賃金未払い、衝撃的な低視聴率、財政問題、スポンサー撤退などネガティブなニュースが溢れており、競技シーンから撤退するeスポーツチームも少しずつ現れている。

北米や日本などTier2シーンが盛り上がる地域も一部存在するが、9つの地域に細分化されたヨーロッパでは厳しい現状が続いている。その現状を受け、元G2 EportsでHSDIRRのメンバーだったMeddoはインタビューでこう語る。

「契約してくれる組織が見つかる可能性が非常に低いことは、メンバー全員が分かっていました。いつ解散するか分からない、そういう状況でした。」

「チーム内の雰囲気も最高とは言えませんでした。選手全員が口を揃えて話すのは『昨年度との違い』。2022年と大会形式も雰囲気も大きく異なり、プレイすることに乗り気ではなかったことも事実です。」

「(Polarisでは)試合に負け始めてから、プレイのモチベーションが下がってしまいました。メンバー全員が、普通の仕事に就かなければいけないと思い始めました。4試合連続で敗北した後、プレイオフに進出チャンスが無くなり、みんな辞めて普通の仕事を探した方が良いと判断しました。」