オークランド・アスレチックスとの契約のために渡米する直前、ひそかに東京を訪れていた藤浪晋太郎(28)は本誌記者の姿を認めて驚きつつも、「きちんと書いてくれるなら」と取材に応じた。

阪神の投手陣はリーグ屈指というのもあって、なかなか登板のチャンスは巡ってきませんでした。ピッチングコーチはフォローしてくれましたけど、2021年と2022年シーズンに関しては『使わないなら(他球団にトレードで)出してくれよ』という想いも正直、ありました。

メジャーに挑戦するかどうか、誰にも相談できなかった。チームメートはもちろん、親にも言えない。ひとりで考えるうちに自然と『覚悟を決めて勝負しないといけないな』と気持ちが固まっていきました。というのも、常々『もっとチャレンジしないといけない』とは思っていたんです。野球を始めてからずっと、ひとつ上のステージに飛び込み、自分にムチを入れることで成長してきたという自負があるので
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矢野先生はもちろん、対戦相手にも配慮してもらってたのに気付かなかったんか