タイの裁判所は、投資詐欺を2500件以上繰り返したカップルに、懲役1万2640年という異例の判決を言い渡しました。

タイ人のワンタニー被告と交際相手のメーティ被告は、SNSで高配当をうたって投資を募り、多額の金をだまし取ったとして2019年に逮捕されました。

タイの裁判所は10日、2人が2019年3月以降、投資詐欺を2500件以上繰り返し、被害額が日本円で54億円を超えることを認定。詐欺罪の規定で、被害者1人につき最長5年の懲役刑が科せられることを踏まえ、2人にそれぞれ懲役1万2640年の有罪判決を言い渡しました。

地元メディアは、「タイの法律に従えば、2人が実際に服役するのは最長で20年になる」としています。