プロ野球・埼玉西武ライオンズが、9日の公式戦を観戦したファンクラブ会員5000人に配ったオリジナルTシャツに、製作を注文する際に削除すべきだった「TEXT SAMPLE」の文字が約20か所も残ったまま印字されていた。受け取った会員からの指摘でわかり、球団は本来のデザインのTシャツを作って“ミスプリント”のシャツと交換することにした。

Tシャツは非売品で、同日に本拠地のベルーナドーム(埼玉県所沢市)に来場した会員に5000枚限定で無料で配布した。球団ロゴなどをモチーフにした12種類のワッペン風デザインが全体に印刷されている。

 ところが、約20か所ある「saitama seibu」の下にあるのは、「文字を入れた場合の見本」を例示した英語のフレーズ。発注する際に消し忘れたもので、これも印字して製作されてしまった。会員には同日午後4時頃から配ったが、午後5時半頃に問い合わせがあり、ミスがわかった。球団広報部は取材に、「今後は検品作業をしっかり行います」としている。