2日午前9時過ぎ、「前穂高岳の奥明神沢で男性3人が滑落したとみられる」と岳沢小屋から警察に通報があった。

県警ヘリなどが救助したが、2人は心肺停止の状態で、大阪府豊中市の会社員の男性(54)と岐阜市の会社員の男性(52)が死亡。埼玉県朝霞市の会社員の男性(64)が肋骨を折る重傷を負った。

救助にあたった近くの山小屋「岳沢小屋」の坂本龍志支配人は「大きな音がしたので見上げたら凄いスピードで落ちて来た。最初は落石かと思った」と話す。

坂本さんによると、今年は雪解けが早く、岩が露出して登れる所が狭くなっていた上、日中解けた雪が凍って滑りやすかったという。

小屋でも「今年は特に気を付けて」とブログや直接の声掛けで登山者に注意を呼びかけていた。
https://www.fnn.jp/articles/-/524931?display=full