杉山直輝

2000年10月25日、日本シリーズに備えて宮崎で行ったミニキャンプ中、宮崎市内のスナックで同席した女性の胸を触ったほか、近くの路上で無理やりキスをし、「いい加減にして」などと言われたことに腹を立てて、履いていた靴で女性の頭を3回殴り5日間のけがをさせたとして、強制わいせつ致傷の疑いで逮捕された[2]。プロ野球の現役選手が逮捕された事例は当時、1991年に横浜大洋ホエールズ(2000年当時は「横浜ベイスターズ」)の所属選手だった中山裕章(2000年当時は中日ドラゴンズ所属)が強制わいせつ・公然わいせつ容疑で逮捕された事件以来だった[3]。その後、被害者女性とは示談が成立し、社会的制裁を受けていることもあって、起訴猶予となった[4]。

逮捕に際しては、逮捕当日の午前中、「プロ野球選手のまま逮捕されるのは嫌だ」[5]という杉山の意向もあって、事情聴取される直前に球団に退団願が提出され、それを受けて球団が解雇したという経緯があった。