就任会見の立浪さん
 今季55勝71敗17分け。借金16で5位に沈んだドラゴンズ。来季どんな野球を目指すか問われた立浪監督は「野球は投手が試合の8割を占めていると思っている。まずはセンターラインを固めて、守り勝つだけではないけど、そういう野球をしたい」と語った。
 投高打低の1年だった。チーム防御率3.22はリーグトップだった一方で打率、打点、本塁打はワースト。さらに今季ホームでは貯金6の一方でビジターは借金22。まずは守りを中心に、広いバンテリンドームでさらに優位に戦える体制をつくるつもりだ。
 「防御率はナンバーワン。ここが崩れると厳しい。まだまだ本当に一人前の投手が何人いるかと言われれば、そんなにいない。もう一度しっかり整備していきたい」。決して油断はさせない。さらなる投手力アップをもくろんでいる。
 そして懸案の打の方は「必ず何とかします」と強竜打線復活へキッパリ。「今年を振り返ればレギュラー選手がそろってケガだったり極度の不振だったり、そういう所がありました。まず技術をこの秋から来年に向けてしっかり高めさせたい」。さっそく高橋周の打撃改造も予告。中村、森野両コーチとともにレベルアップを図っていく。