西武・山川穂高「新・ホームラン王」とその母が、人知れず流した涙

山川穂高が生まれたのは、'91年11月23日のこと。生まれてすぐに、両親は離婚している。

山川が1歳から年長になるまで通った那覇市内の保育園の園長・立津順子氏は、喜代子さんから、「穂高」という名前の由来を聞いたことがある。

「お母さんが、中部地方に旅行で訪れたとき、山頂に白く雪を残した北アルプスの穂高岳を見て、とても感動したのだそうです。私も含めて、沖縄の人間は雪に馴染みがないですから。『もし男の子が生まれたら、きっと穂高と名付けよう』と心に決めていたそうです」