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NATO拡大が招いた不安定化 米高官、四半世紀前に警鐘
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN183JX0Y2A410C2000000/


https://toyokeizai.net/articles/-/656399?page=3
アメリカの外交官であるジョージ・F・ケナンは、「NATO東方拡大によりプーチンが軍事行動を起こす」可能性を指摘していた。彼は、ソ連の封じ込めを柱とするアメリカの冷戦政策を主導した戦略家である。
ケナンは1997年、当時のクリントン政権が進めようとしていたNATO拡大の動きについて「冷戦終結後のアメリカの政策の中で最も致命的な誤り」との厳しい批判を、アメリカのニューヨーク・タイムズ紙へ寄稿した。「NATO東方拡大によって『ナショナリスティックで反西側的で軍国主義的』な見方がロシア国内で沸き上がる」との深刻な懸念を表明した。