マスコミと良好な関係を築けないようでは、どんなに成績を挙げても選手として失格だ」と自ら話すよう、専属広報の広岡勲や、サンケイスポーツ記者の阿見俊輔をはじめとする各スポーツ紙の記者などマスコミとの関係は親密で、ヤンキース移籍後も毎試合後に会見を行い、記者たちの質問にも真摯に答える。延長などで時間が遅くなってしまった場合、取材を優先してユニフォームのまま会見を受けることもある。雑誌や写真週刊誌の取材も、分け隔てなく受ける。

「メディアの後ろに、ファンがいる」という考えを巨人時代から持っており、ニューヨークの地元記者からの信頼も厚い。ロバート・ホワイティングによれば、松井は初年度のキャンプにおいて、地元NYメディアの番記者たちを食事に招待したが、このようなことをする選手はヤンキースの長い歴史の中でも初めてだったという。しかもその折、松井は自ら所蔵するアダルトビデオを記者たちにプレゼントした。

松井が深刻な打撃不振に苦しんでいたメジャー1年目の2003年6月2日には、報道陣が「バーベキューでもやって落ち込んでいる松井を励まそう」と遠征先のシンシナティでバーベキューパーティーを開催した。

松井は別格やな
距離感で言えば注意せなあかんの記者やしな