一発に泣いた大関に斉藤投手コーチは試合後、ある言葉をかけた。
「(自分は)ナイスピッチングと認めてほしい。それはちゃんと受け入れてほしい」。

この日は、4回に1発、7回に2者連続の計3本塁打を浴びたものの、被安打4と一発の場面以外は完璧に抑えていた。
「3発打たれて、それは多分ゼキ(大関)が反省はしていると思うけど、そんな深く反省することでもないかなとは個人的には見てます」と高い評価を下す。
大関に気負いすぎてほしくない気持ちで寄せた言葉だった。

前回登板の9日日本ハム戦(熊本)では今季初の完封勝利を挙げてはいたが、打線は無得点が続いて9回にサヨナラ勝ち。先発した計7試合で味方が挙げた得点は計13点と今季は「無援護」に苦しんでいる。

そんな現状に斉藤投手コーチも一抹の不安を感じている。「この辛抱ばっかりさせられないというか。やっぱり投手なので、負けた責任は感じていると思いますし。
こちらがナイスピッチングと言っても負けたのは事実なので。それで今後投球が窮屈になったり、本人が自ら崩れていくことが怖い」と語った。

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サンキュー和巳