お母さん、僕の一生のうちで二度と忘れることのできない
あの信じられない一瞬を思う時
どうしても、それまでのちょっとしたできごとの数々が
強い意味を持って浮かび上がってくるのです

空の雲や...
いつも見なれた木々
それから踏み潰しても踏み潰しても生えてくる雑草
僕はいつも、わざとこいつを踏み潰して学校へ行きました