藤浪母はひと安心「一番うれしいのは元気な姿」
(2013年05月27日 06:00)

阪神・藤浪の勝利は、母・明美さんへのプレゼントでもあった。「母の日」を2週間遅れで、そして、「誕生日」を5日遅れで祝う白星になった。

~中略~

母親思いの男だ。高校入学後初の正月休みで帰省した藤浪は、寮に帰るという日にいきなり母に語りかけた。「母さん、肩もんだろか」。親元を離れて生活してみて、母の偉大さが身に染みたのだろう。高校野球を引退後、自宅に戻ってからも「少しの間しか効果はないけど」と言いながら、自分が高校で学んだマッサージ、ストレッチを実演し、母に教えた。「優しいんですよね」。母にとっては自慢の息子だ。

常々、「母として一番嬉しいのは元気な姿で頑張ってくれること。それだけです」と話す明美さん。この日も甲子園で観戦し、「去年の今頃は(大谷君と息子が)プロで対戦することになるとは思いもしませんでした」に目を細めていた。

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