藤浪は1年325万ドル(約4億4000万円)でチーム5番目の高額年俸となっている。こうした背景から2006年12月にヤンキースと5年2000万ドル(約275億4100万円)プラス出来高の破格契約を締結しながら大半をマイナーで過ごし、メジャー通算2勝どまりに終わった井川慶氏(元阪神、オリックス)を引き合いに出すMLB関係者もいるほどで「同じタイガース出身のイガワとフジナミの〝ギャンブル・ピッチング〟は遜色ない。あの時の悪夢がまるで再来したかのようだ」との指摘まで飛び出しているのが現状だ。

 果たして藤浪はこのバッシングを封じ込められるような〝奇跡〟を引き起こせるのだろうか。