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大谷翔平が敵地につくり出した異様な雰囲気… スタンディング・オベーションの拍手と愛のあるブーイング


この日、会場が異様な雰囲気に包まれたのは、4点リードの9回2死一塁という場面だ。
二塁打が出れば、「先発投手のサイクル安打達成」という大偉業が期待されるなか、第6打席に立った大谷は、2ストライクからの3球目を流し打ち。打球をレフト前に落としたが、結果はシングルに終わり、惜しくも快挙達成とはならなかった。

総立ちになった敵地ファンからは大きな拍手とともに愛のある温かなブーイングも浴びせられ、二刀流スターは塁上で苦笑い。

この印象的なシーンを受け、放送局『Bally Sports West』は、公式ツイッターを更新。実際の映像を共有すると、泣き笑いの顔文字を添え、「ボルティモアのファンもサイクル達成を見たかったようだ」と現地の状況を伝えている。

 また、米老舗誌『The Sporting News』は、「彼がシングルに終わった後、二塁打が見たかったボルティモアのファンはブーイングをし始めた」と反応。
米ポッドキャスト番組『Talkin’ Baseball』は、「オリオールズファンがブーイングするのは、ショウヘイのサイクル達成を見たかったからだ」と指摘していた。

 敵、味方という枠組みを越え、今季も世界中のファンを魅了している大谷。そのカリスマぶりには、ただただ驚かされるばかりだ。