江戸時代、一般の洗濯の汚れ落としには、無患子(むくろじ)の皮、さいかちの実、
灰汁、石灰、米のとぎ汁などがよく使われました。
 しゃぼん(石鹸)は安土桃山時代に南蛮(ポルトガル)より伝わったとされていますが、
しゃぼんを使用できたのは極めて限られた人々だけで、主として医薬用に用いられました。
(江戸東京博物館)