これがスカッとジャパンみたいなノリで掲載されてるのやばすぎやろ

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次の瞬間、私の体は宙を舞っていた。「ふざけるな!」という怒鳴り声と同時に、跳び蹴りを彼の腹部にお見舞いしてやった。

倒れて苦しそうに転がり、うなるK監督に対して、「お前、この汗が目に入らないのか?」と私。私と若手2人の上着は、噴き出す汗でビショビショなのだ。

職長の職務の中で、作業員の健康管理はとても重要だ。作業員が無理をして仕事をし、熱中症にでもなったら、現場にも関係者にも大変な迷惑がかかるし、生命の危険もあるのだ。

今まで監督らしい仕事を何一つできないK監督を、いろいろと面倒見てきてやった私に対する、「私には、あなたたちを時間まで使う権利がある」という彼の一言は、私の心に怒りの火をつけた。苦しむ彼をしり目に、私はその足で事務所に向かい、S所長のところへ怒鳴り込んだ。