トレバー・バウアーはなぜ打ちこまれるのか。高めへのストレートはNPBでは有効でないのか
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鳴り物入りでDeNAに入団したトレバー・バウアーだが、ここまでは3試合で防御率8.40と、まさかの結果に終わっている。こうした結果もあり、メディアやファンからは「バウアーの高めへストレートを集める配球がNPBでは通用しないのではないか」という指摘がなされている。近年MLBでは「フライボール革命」もあり、多くの打者がフライを狙うアッパースイングを採用している。ストレートを高めに集める投球戦略は、そうした打者の変化への対応策でもあったのだ。ただMLBに比べるとアッパースイングの打者が少ないNPBにおいて、はたしてこうした配球が有効なのだろうか。バウアーがこうした配球ゆえに失点を喫しているということはないだろうか。バウアーが打たれた原因をデータから探っていく。