味のしない、いかにも中日らしい敗北だった。打っては7安打、2得点。守っては被安打8、6失点。打線は無四球に終わったが、最近の投手陣を苦しめていた与四球も2でとどめている。

安打数と総得点を比較すれば、長打力のない中日が少なくなるのは当たり前だ。だから僕は、チームの塁打数で総得点を割っている。そこから出るのは「そのチームは1点取るのに何塁打必要か」という数値。
案の定というか、毎日見ていれば分かるというか…。しかし、読者には衝撃的かもしれないので披露する。中日は4・06でリーグワースト。2・89の阪神が、勝敗と同じくトップを快走している。4塁打で1点。まさしく各駅停車ではないか。