ロシアの科学・高等教育省の次官が急死しました。友人との会話でウクライナへの侵攻を批判していました。

 ロシア科学・高等教育省によりますと、ロシアのクチェレンコ次官は20日、キューバへの出張から帰国する途中、機内で体調を崩しました。

 飛行機はロシア南部に緊急着陸しましたが、クチェレンコ氏はそのまま死亡したということです。

 一部メディアは死因は心臓疾患だと伝えています。

 クチェレンコ氏の死後、友人のロシア人ジャーナリストのロマン・スーペル氏はウクライナ侵攻直後のクチェレンコ氏との会話を再現した文書をSNSに投稿しました。

 投稿によりますと、クチェレンコ氏はウクライナへの侵攻を批判していて、ロシアを離れようとするスーペル氏に対して、「自分自身と家族を救うためにできるだけ早く出国するように」とアドバイスしていました。