>>2
>>4
なんでこれ抜いてるんや?

その答えを出すにはプレイ時間が足りなかったが、少なくともストーリーに没頭できたことは間違いない。

PS5に特化して開発されたからか、ビジュアルはとにかく精細であり、リアルであると同時に幻想的な雰囲気を帯びており、美しい。これまでの映像は暗めな印象を抱かせたのかもしれないが、明るくて癒されるような景色も少なくない。嘘偽りなく、PS5で見た最もきれいなゲームのひとつである。冒頭の3時間だけでも山岳地帯、城下町、沼地、森林などロケーションは激しく変化し、視覚的なバリエーションに富んだ贅沢なゲームであることがわかる。

しかし、巧妙なストーリーテリングに没頭できたので、私は気にならなかった。物語はわかりやすく提示され、複雑な造語が一気にプレイヤーに襲い掛かるようなこともない。『ファイナルファンタジーXVI』は設定好きを刺激する重厚なロアが存在するが、メインストーリーではあくまでクライヴを主人公にした人間ドラマが綴られていく。彼の少年期・青年期・壮年期という3つの時間枠で進行することもあってか、キャラクターもたくさん登場する。幸い、本作にはアクティブ・タイム・ロアという便利な機能が備わっている。