前田恒彦
13分前

元特捜部主任検事
報告

これまで報じられていなかった新しい事実として目を引くのが「女性側は性犯罪弁護に実績のある女性弁護士を立て」という点。事件直後に警察に被害届を出し、単なる民事的紛争ではなく正式に「刑事事件」とし、高額な示談金を拒否して山川選手の厳重処罰だけを求めているということですから、送検までに示談がまとまらなかったのは当然ですし、今後も少なくとも起訴に至るまでは示談交渉には絶対に応じられないという態度を維持するかもしれません。

こうした流れだと、もし示談がまとまらない中で検察が不起訴にすれば、女性やその弁護士は間違いなく検察審査会に審査を申し立てるでしょうから、山川選手だけでなく、NPBや球団も、この問題の終結までにはさらに相当の時間を要するということを覚悟しておいたほうがよいでしょう。