午後4時45分ごろ、捜査一課に所属する捜査員が男を説得している間に、機動捜査隊が現場に到着した。機動捜査隊の捜査員らは窓を開けて姿を現していた男の死角に配置し、拳銃を構えて射撃する態勢をとっていたが、突然、前線本部から「下がれ」と命令されたため、男の制圧は中止された[1]。

午後5時30分ごろから午後6時ごろにかけて、愛知県警察刑事部の特殊捜査班 (SIT) の隊員が現場に到着。到着直後に防護車両を玄関に突入させて巡査部長を救出する作戦を計画したが、実行直前に前線本部からの指示により中止された。この時点で、倒れていた巡査部長は「俺はもうだめだ」との言葉を残して、無線の呼びかけに応じなくなっていた。愛知県警察は犯人が「人質を撃つ」などと威嚇し続けたことから作戦を転換したという。

その後、捜査員らは近くの敷地を借りて、盾で巡査部長を防護しながら救出する作戦の演習を繰り返し行った。また到着時刻は不明だが、救出作戦開始前に愛知県警察警備部の特殊部隊 (SAT) も現場に到着した。