中川 4番の(ノーラン・)アレナド内野手でしたね。でも、その後の(カイル・)シュワーバー外野手に対しては、ランナー一塁二塁でスリーボールのピンチから最後はセンターフライに打ち取りました。


髙橋 その頃にはだいぶ気持ちも整理できていました。セット(ポジションに)入ったときに、真正面に......あれ、バッター、誰でしたっけ?

中川 シュワーバー選手です。

髙橋 真正面の表示板に打率が.172と出てて。これは打ち損じるようにできるかもって思いながら投げてましたね。

中川 周りを見られる余裕が生まれていたわけですね。でも、昨季の本塁打王ですよ(笑)。

髙橋 あ、そうだったんですね。