J1サンフレッチェ広島が2023年度中に債務超過に陥る可能性があり、株主に増資を打診していることが26日、分かった。規模は4億円以上とみられる。 債務超過を回避し、来年2月の新スタジアム開業を確実にJ1で迎えるには、増資が不可欠と判断。筆頭株主のエディオンをはじめ、広島県や広島市、地場企業など既存株主に増資を要請している。

広島東洋カープは、球団や野球振興に関わる広島県内外の5市に計5億7千万円を寄付する。今季はコロナ禍による観客の入場制限をせず公式戦を開催したほか、ポスティングシステムで米大リーグ・カブスに移籍した鈴木誠也外野手の譲渡金による特別収入もあり、「少しでも恩返しがしたい」と地域へ還元することになった。