なおフランスには内心ガチギレしてた模様

ザップはその生涯において、亡命中に妻を獄死させたフランスへの激しい敵愾心を消すことはできなかったが、
政権樹立後の外交では極力それを抑えて振る舞った。フランスのピエール・メスメル首相から、
自らが第一次インドシナ戦争に参加して捕虜となった経緯を引き合いにだされ、
「お互い様ゆえ、憎しみを捨てよう」と笑顔を向けられた際は、
頷きを返しつつも怒りに震える手を必死に抑えていたと伝えられている[61]。