プロ1年目の時に、選手会で「高卒の人は通信制で大学に通う方法もあるよ」と言われて、プロ2年目に入学しました。
同世代のプロ野球選手では他に居なかったと思います。1年目、調子が悪かった時に「高校時代と何が違うんだろう」と考えました。
文武両道を謳っている学校に通っていたから、高校時代に近いアカデミックな環境に身を置けば、
自分を取り戻せると思ったのがeスクールに進学したキッカケのひとつでした。

寮や遠征先のホテルで講義を受けるのですが、相部屋の先輩のメシの誘いを「今日は授業があるから」と断らなきゃいけない。
当然、先輩にニラまれます。「もう辞めた後のことを考えてるんだろう」って言われたこともありました。
2軍の選手は、来シーズンも野球を続けられるかどうかわからない重圧の中でプレーします。
「お前は野球を辞めても仕事があるからいいけど、俺らは必死に野球にしがみついてんだ」と、
仲の良かった先輩にみんなの前で怒られたこともあります。
僕も野球にしがみついて必死にやっているつもりだったのに、周囲にはそう見えていたのかもしれません。
https://news.yahoo.co.jp/articles/71db135067ef642a660cd2ee32cd923ade4a5b21