藤井聡太新名人の幼少期を知る人々は、藤井名人誕生を驚いてはいなかった。藤井を5歳から指導した愛知県瀬戸市「ふみもと子供将棋教室」の先輩・小林和貴さんは藤井少年との思い出を語った。

 同じ教室に通った藤井の4つ上の小林さんは、教室で週4回、藤井と将棋を指した「聡太を育てた人」(文本さん)。忘れられない思い出もある。

 教室で小林さんがパソコンのオンライン対局中、ミスをすると、後ろで見ていた小学2年生の藤井から怒号がとんだ。「なんでそこに指したんだ!」。顔は真っ赤だった。「僕よりも悔しがってました。『なんでそんな怒られなきゃいけないんだ』って思いましたけど(笑い)。でも、将棋のことになるとよく泣いたりしてましたし、なにか思うことがあったんだと思います」と明かした。

https://hochi.news/articles/20230601-OHT1T51283.html