「第三者が自分のズボンのポケットの中に手を入れてきたので、思わず出しちゃった」

「精液ぶっかけ男」の言い訳がふるっている。

小田急線内で20代女性の腰あたりに精液をかけたとして、神奈川県海老名市のIT関連会社社員の吉田紘也容疑者(28)が7日、器物損壊の疑いで警視庁代々木署に逮捕された。

昨年9月12日、吉田容疑者は自宅最寄り駅の小田急線海老名駅から快速急行に乗車。午前8時~8時半ごろ、東京・渋谷区内を走行中の電車内でズボンのチャックを下ろし、おもむろにイチモツを取り出し、前に立っていた20代女性会社員の腰付近に押し当てた。

「女性は何かが当たっているなとは思っていたそうですが、それが手なのか、荷物なのか、まさか性器とは思いも寄らなかった。とにかく気持ち悪かったので、電車内を移動して、少しでも吉田容疑者から離れようとした。吉田容疑者は逃げようとする女性の後をつけ、イチモツをしごいて射精し、女性のスカートの右腰あたりにぶっかけたのです。女性は何か様子がおかしいなと思い、電車から降りて腰に手を当てると、ヌルッとした生温かい液体で濡れていて、においをかいだら生臭かった。それで慌てて警察に通報したのです」(捜査事情通)

吉田容疑者は何事もなかったかのように電車に乗ったまま、どこか別の目的地へ。それから約4カ月弱が過ぎた。

■痴漢逮捕時のDNAが一致

「実は吉田には痴漢の前歴があり、逮捕された際、DNAを採取されていたのです。被害女性のスカートに付着した精液をDNA鑑定したところ、吉田のものと一致したため、御用となった。痴漢で逮捕されたのも、電車内のことでした」(前出の捜査事情通)

吉田容疑者は「女性のスカートに精液をかけたのは間違いない」と認めながらも、いもしない「第三者」のせいにしようとしているのだから、往生際が悪い。

2020/01/09 06:00 ゲンダイ
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