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5月中旬、指揮官は練習中に菊地を呼び、ブルペンで直接指導した。打者目線で投球をチェックし、下半身はアウトステップで上半身の開きが早い点を指摘。「マシン打つよりも簡単だぞ」と球が見やすいことを伝えた上で「ステップを2歩内側に」とワンポイントアドバイスを送った。

 それ以来、菊地は良い感覚をつかもうと連日、試合前にブルペン入りして練習を重ねる。「監督からは左足を真っすぐ踏み出すことと、前(打者方向)に体重を乗せるイメージでということを言ってもらった。開くことがなくなってきました」