日本高野連は12日、第105回全国高校野球選手権記念大会の式典誘導係について、「時代性も踏まえ」男子生徒も選考会への応募が可能とすることを発表した。

 1949年の第31回大会から70年以上、市立西宮高校の女子生徒が開会式のプラカードを持つなどの式典誘導係を務めてきた。希望する女子生徒の中から選考会を実施し、選抜していたという。

 だが時代性を踏まえ主催者と同校が協議し、選考会への応募は性別を問わず可能とすることに決定。また女子生徒の制服にスラックスを選択することも可能となったという。

 同校の油井光伸校長は「長きにわたる伝統は大切にしたいという気持ちもありますが、時代性をふまえ、主催者と本校が協議した結果、今回の形とすることにいたしました。これからも社会の変化を反映した新しい大会を共に作り上げる一助となるよう、協力していければ、と思っています」とコメントした。
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