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これやな


FNNプライムオンライン 6/10(土) 10:02

岩手県内唯一のプロサッカーチーム・いわてグルージャ盛岡は、今季J3リーグに所属している。再びJ2に昇格して所属し続けるには、Jリーグの基準を満たしたスタジアムが必要となる。整備計画の提出期限が2024年6月に迫る中、まだ方針が定まっていないという。「新築」か「改修」か、費用は…。いわてグルージャ盛岡の“スタジアム問題”をフカボリする。

岩手県でプレーしたい、良かったなと思える環境を
プロサッカー・明治安田生命Jリーグは、国内最高峰のJ1からJ3までカテゴリーがあり、現在は合わせて60チームが加盟している。

いわてグルージャ盛岡は、2014年から8年間J3に所属。2021年に2位に入って昇格を果たし、2022年はJ2の舞台で戦った。しかし、強豪がそろう中で苦戦し、降格に。2023年は再びJ3のステージにいる。

また、Jリーグのカテゴリーが上であるほど、地域への貢献も大きくなる。経済の専門サイト・経済効果NETの試算によると、J2で戦った2022年にいわてグルージャ盛岡が生み出した経済波及効果は、約33億1,300万円とされている。岩手県の税収は3,600万円あった。

昨シーズンまで監督を務めていた、いわてグルージャ盛岡の秋田豊社長は「みんなで町おこしをしたい」と語る。

いわてグルージャ盛岡・秋田豊社長:
決してグルージャだけが潤うとは全く考えていなくて、この岩手県が発展するため、そして子どもたちがこの岩手県にいて「ああ良かったな」、「ここでプレーしたい」と思える環境をつくっていきたい

問題解決への2つの選択肢
いわてグルージャ盛岡が再びJ2に昇格して所属し続けるには、J2の基準を満たしたスタジアムが必要だ。現在のホーム・いわぎんスタジアムと、J2の基準を照らし合わせてみると、収容人数は、J2の基準は「1万人以上」とされているが、いわぎんスタジアムは芝生席を含めて約5,000人だ。

必要とされる「大型の映像装置」は設置されていない。そして、観客席は「3分の1以上屋根で覆われている」必要があるが、こちらも遠く及ばない状況だ。

このように基準を満たしていないが、昨シーズンいわてグルージャ盛岡はJ2で戦った。その理由は、「例外規定」という制度を使ったからだ。これは「近いうちにJ2の基準を満たしたスタジアムを整備する」という約束をした上で昇格を認めてもらえる、いわば特別ルール。

具体的には、2024年6月までにスタジアムの計画をJリーグに提出し、その2年後(2026年)までに着工、さらにその2年後の2028年2月までに完成している必要がある。もし達成できない場合は、今後J2やJ1に昇格したとしても、強制的にJ3に降格させられることになる。

この問題を解決するためには、「新しくスタジアムを建設する」か「いわぎんスタジアムを改修する」かの2つの選択肢がある。いわてグルージャ盛岡は費用を抑えるため、改修する案を軸に検討を進めたい考えで、その際は設計費を含め約55億円とみている。

ホームゲームに駆けつけたサポーターにスタジアムへの思いを聞いた。

※続きはリンク先で
https://approach.yahoo.co.jp/r/QUyHCH?src=https://news.yahoo.co.jp/articles/48a50e78ce5fe668316d950bd3ff0c2cdbeed731&preview=auto