水風呂には疲労回復効果があります。
サウナやお風呂、温泉などで体を温めた後に水風呂に入ることがポイントです。なぜなら、体への温冷刺激を繰り返すことで血管を伸び縮みさせ、血行が良くなるからです。血液は酸素と栄養を体中に届け、老廃物や二酸化炭素を運ぶ役割をしています。血行が良くなれば、血液の働きもスムーズになるため、体に酸素と栄養素がしっかりと運ばれるのです。これにより、体の細胞が元気に動き、疲労回復スピードも速くなります。

実際に、温冷の混合浴を繰り返すことで筋肉疲労の血中乳酸値が低くなったという研究結果(※1)もあります。冷たい水で先に血管を収縮させることで、温かい湯船に浸かった時に血管がより拡張されるのです。結果、温浴だけの場合と比べて、温冷浴は血管内の血液の量が増えて乳酸値も下がります。