ミエちゃんは緊張するタイプやから
あんまり大声で応援してあげない方がいいよ🥺


小幡がサヨナラ打を決めた試合。小幡の前に無死満塁で代打に出たのがミエセスだった。しかし、何を狙っていたのか、まったく不可解なスイングなしの見逃し三振。
うなだれてミエセスはベンチに戻るしかなかった。  

翌日、通訳を介して岡田はミエセスに聞いた。
「なんで振らなかったんや?」。
するとミエセスは真顔で、こう訴えた。
「あんな緊張する場面で打席に立ったことがない。だから体が固まったようになった」。
岡田はゲラゲラと笑った。
「ホンマかいな。緊張して振れんかったんか…」。

ミエちゃんを見る顔はやさしさにあふれていた。