レースは5ハロン通過58秒6。ハナを切ったサイレンススズカは向正面で2番手以下との差を5馬身に広げた。そのまま速いペースを維持して押し切るのが武豊流。しかし、南井は重圧の中で“自己流”の騎乗を見せた。その後は12秒1→12秒5→12秒4→12秒8…ペースダウンして脚をためる。

「あれは南井さんにしかできない乗り方だった。あの宝塚記念は武豊ではなく、南井・サイレンススズカのレースだった」(込山雄太助手)

宝塚だけ異質な走りしたみたいやな武のイメージだったら負けてたんかもよ