『ザ・フラッシュ』まさかの低調スタート、その要因は ─ 『ブラックアダム』以下の数値に業界驚き

DCユニバースの集大成『ザ・フラッシュ』が2023年6月16日より世界公開を迎えたが、そのパフォーマンスは事前の期待を下回るものになっている。トム・クルーズなどが大絶賛したことが伝えられ、「ヒーロー映画史上最高傑作」と鳴物入りで公開されたはずの本作は、一体なぜ低調に見舞われたのか?

『ザ・フラッシュ』初週末、本国アメリカでは同日デビューとなったディズニー&ピクサーの新作『マイ・エレメント』を抑え1位発進となったが、興行収入は芳しくない。業界では6,000万~8,000万ドルが見込まれていたが、実際には5,510万ドルとなった。

これは、DC直近作『シャザム!~神々の怒り~』(2023)のオープニング成績(3,011万ドル)を上回るものだが、『ブラックアダム』(2022)の6,700万ドルに届かないものとなってしまった。

製作費2億ドル以上とされる本作は主演エズラ・ミラーの相次ぐ不祥事にも関わらず、ワーナー・ブラザースが劇場公開を死守したこだわりの一作。にも関わらず低調な滑り出しとなった要因について、海外メディアはいくつかの可能性を指摘している。
https://theriver.jp/the-flash-performance/