潜水艇を使った深海調査に詳しく日本人としては初めて水深9801メートルの深海に到達したことのある名古屋大学の道林克禎教授は「潜水艇は、水深200メートルから300メートルに達すると光が届かなくなるため、海上の船に対して音波を発信することで位置を伝えているが、今回、その装置に不具合が起き、行方が分からなくなったと考えられる。現場の海底は、大きな起伏はない場所だが、4000メートルの水深に対し潜水艇はかなり小さく捜索は難しい」と話しています。

また、行方が分からなくなった潜水艇について、「私たちが海底調査で使う潜水艇では『浮力材』がついていて、緊急時にはこれを使うと同時にいろんな部品を切り離すことで、自力で海面に浮き上がることができるが、この潜水艇は映像を見るかぎり、浮力材が少なく、船の形状も深海の水圧に耐えるための構造になっていて、浮力は小さそうな印象を受けた」と指摘しました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230621/amp/k10014105261000.html

まともな潜水艇なら自力浮上できた可能性あるんやな