高知県土佐清水市内の市立小学校で昨年、当時教頭だった男性教諭(51)が、20代の臨時講師の女性に交際を迫るなどし、女性はストレスから今年1月、退職していたことが分かった。

県教育委員会と市教委によると、教頭は今年4月に希望して一般の教諭に降任し、今月には市教委付となったが、処分はいまだにされていない。

市教委によると、昨年8月、女性から相談を受けた校長から報告があり発覚。
既婚者である元教頭が、女性に対し、LINEで交際を迫るような内容を複数回、送信していたという。

問題に対応した岡崎哲也・市教育長は「完全なセクハラだ」と元教頭を注意。
職務以外で女性に近づかないように求めた。
元教頭が女性に謝罪したことなどから、県教委への報告を控えて元教頭を異動させなかったという。