フィールドの特徴
標高1マイル(約1600メートル)地点にあるため、通称「マイル・ハイ」と呼ばれている。高地ゆえに気圧が低いため空気抵抗が少なく、結果として打球の飛距離がよく伸びる。
ロッキーズ公式サイトでは「海面と同じ高さに設けられた他球場に比べ、約9?10%も飛距離が伸びる。具体的な例としてはヤンキー・スタジアムでの400フィート(約122メートル)の打球は、クアーズ・フィールドで440フィート(約134メートル)になる」と記述されている。

フィールドの広さゆえに長打も出やすく、外野手が深めのシフトで守ればシングルヒットにつながり、フライボールピッチャー(フライでアウトを取る割合が多い投手)にとっては鬼門である。

他球場では決して珍しくない1-0のスコアがこの球場で記録されたのは、2023年シーズン終了までの26年間で、わずか11試合しかなく、初めて記録されるまでに要したレギュラーシーズンの試合数は847と、MLB史上最長である。

2022年シーズン終了時点でこの球場でノーヒットノーランを達成した投手は野茂英雄(当時 ロサンゼルス・ドジャース、1996年9月17日)のみ。