ロッテハァンさぁ…


 ロッテ・福田秀平外野手(33)が、1軍復帰戦で2安打と盗塁をマークした。ソフトバンクから移籍1年目の開幕直前だった20年6月に死球を受けて右肩甲骨を骨折。その後遺症などで22年10月に右肩の手術を受けて、懸命のリハビリに取り組んできた。「SNSで本当にいろいろな叱咤激励を受けた。グラウンドに立つことが怖かった」と正直な気持ちを吐露した。

 試合前は吐き気をもよおす程の緊張だった。「2番・DH」でファンの大きな声援を受けて、初回に鈴木から中前打。復帰初打席で初安打を記録した。「凄い声援を背に受けてプレーすることができて、本当に最高だなと感じました」と力に変えた。移籍1年目がコロナ禍に見舞われたため、ロッテファンの生の大声援を受けるのは初めてだった。「期待してくれているファンの方に残念な思いをさせてしまっているので、応援してくれるのかな…」という不安は吹き飛んだ。

 3回の第2打席でも中前打し、快足で二盗も決めるなど活躍した。「何度も心が折れそうになって、何度もダメだと思った」と語り、支えてくれた家族と球団スタッフに感謝した。「もっともっと活躍して貢献できるように。声援を受けることができるようにやっていきたい」と首位争いを繰り広げるチームの原動力になることを誓った。

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