八代の勝ち

 訴状によると、2022年9月、八代弁護士はTBSの情報番組「ひるおび」で旧統一教会について発言をする中で、「この教団がやっている外形的な犯罪行為」などと述べた。

 旧統一教会側は、自分たちが犯罪行為をした事実はないのに、八代弁護士の発言で一般視聴者に犯罪行為をしていると認識され、社会的評価を低下させられたと主張。過去の発言から旧統一教会に対して批判的なコメントをすることが予見できたのに漫然と発言させたとして、TBSにも賠償責任があるとした。

 これに対してTBSと八代弁護士側は、旧統一教会が霊感商法や高額献金を勧誘する行為に関係してきたことは真実だと反論。名誉毀損は成立しないとしていた。【巽賢司】
https://mainichi.jp/articles/20230629/k00/00m/040/347000c