バイデン米大統領は24時間のうちに2度にわたり、米のイラク戦争とロシアのウクライナ侵攻を混同して言い間違えた。

  バイデン氏は28日、ホワイトハウスのサウスローンで記者団に、ロシアのプーチン大統領は雇い兵組織が起こした衝撃的な反乱で弱体化したとの見方を示した。ただバイデン氏はその際に「彼は明らかにイラクでの戦争に敗れつつある」と、ウクライナと言うべきところをイラクと発言した。
  同大統領は27日夕、メリーランド州で開かれた政治資金集めのイベントでも同様の言い間違いをした。米国の同盟国にウクライナ支援を促すための自身の取り組みに関する発言で「ウクライナへの猛攻撃」と言うべきところを「イラクへの猛攻撃」と述べた。

  バイデン氏はさらに、「新しい親友」についてコメントした際にも「小さな国の首相だが、今や世界で最も大きな国になった。中国だ」と語ったが、中国ではなくインドのことだと自ら訂正した。