京都府京丹後市は30日、人事課兼監査委員事務局主任の男性職員(41)が、異動前の職場で上司の机周辺にあった市の備品のパソコン1台などを投げた上、消毒用アルコールをかけて壊すなどしたとして、減給10分の1(3か月)の懲戒処分とした。

 職員はLINEで悪口を書いて送信したり、上司の業務スケジュールを削除したりする嫌がらせもして、公務を妨害したという。

 発表によると、職員は大宮市民局主任だった2022年8月の日曜日夕方に登庁し、パソコンなどを壊した。勤務中にスマホを見たり、席を離れてたばこを吸ったりする勤務態度を上司に注意されていたという。

 市は器物損壊罪で京丹後署に告訴。職員は京丹後簡裁から同罪で罰金20万円の略式命令を受けた。昨年11月に現部署に異動し、現在は「申し訳ないことをした」と反省しているという。

 市は「職員の行為は誠に遺憾。今後このようなことがないよう、指導を徹底する」としている。