seedの王道…やはりアスランの裏切りか…?

◇福田己津央監督のコメント
 本来はテレビシリーズ直後にお届けするはずでしたが、長く皆様をお待たせすることになってしまい、申し訳ありませんでした。それにも関わらず今も変わらず応援してくださる皆様に、お礼申し上げます。

 20年という時間はアニメーションの作り方だけでなく、参加するスタッフも大きく変化しました。「ガンダムSEED」を見ていた人たちが新しいスタッフとして参加して、旧スタッフは年齢だけで言えば、もはやベテランと言えてしまいます。アナログから3Dデジタルへの移行と新しい表現の形が模索される中、私たち旧スタッフは過去の自分の技術と感性に向き合う日々です。

 ストーリーは前作のテレビシリーズ、「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」の続編となる完全新作となります。「ガンダムSEED」である以上は、「ガンダムSEED」の王道がベストと思いますが、当時と同じモノを作っても、それは同じだと感じてくれることはないと思っています。何よりまず、それは自分が見たい「ガンダムSEED」ではないですし。

 今回はスタッフと技術の新旧の融合。アナログの良さも生かしつつ、時代に合わせた新しい「ガンダムSEED」を目指しております。

 テレビシリーズでは自分としても少々やり残した部分があり、それらをクリアしつつも新たな挑戦もしたいと思っています。20年前に戻ってまた再びキラやアスラン、シンたちと新たなドラマを作っていきたいと思います。皆様どうぞお楽しみに。